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第1話
「みんなドラゴン!」


マンネリ!

どマンネリ!

これが当時(1985年)、僕が感じていた、世の中に出回っているRPG観でした。






「なんでスライムなんだ」
「なんでつぎは オークで、ゴブリンで、スケルトンなんだ」
「なんでドラゴン倒すのが最終目的なんだ」


みかけるRPG、とくに、投稿されるRPGは、まるでお約束のように
舞台はファンタジー・中世
ダンジョンを徘徊
モンスターはスライム・オーク・ゴブリン・コボルト・マミー・スケルトン


あからさまにブラックオニキスウィザードリィに代表される大御所RPGのマネものばかり。
ウィザードリィパクリィ、ウルティマネなんて言葉も生まれたほどなんす。


ファンタジーものRPGは、ブラオニやウィズで十分堪能できた。シューティング・ゲームはジェルダサンダーフォース、アドベンチャー・ゲームはスターアーサー1「惑星メフィウス」 and 2「暗黒星雲」で楽しめた。

FM-7はそれだけゲームに充実していて、十分楽しめるパソコンでした。




でも、やっぱりものたりない。



FM-7、ほんとにゲームするだけのマシンで、いいのか?


そういう葛藤がずっと根底にありました。


定価126000円、中古でモニタ・データレコーダ付けて100,000円でヒーヒー言って貯めて買ったこのパソコン、ほんとにゲームだけでいいのか?
当時は高校2年。85年の高校生で10万円は、超がつく大金だ。どうせならマシンの能力を全部使い果たすような使い方をせねば、もったいないのではないのか?


ご存知の方も多いでしょうが、FM-7をはじめほとんどの8ビットパソコンは、電源オンでROM-BASICが立ち上がるようにできてました。(FM-7の場合はF-BASIC)


「命令をどうぞ」ってカーソルが点滅し、僕がコマンドを入れるのをまってるかのように。

ほしいソフトはダウンロードしてインストール、なんて今のwindowsのような概念は一切なく、
ソフトはディスクやカセットからプログラムをloadするか、BASICやアセンブラで自分で作る、


つまり、プログラミング!


8ビットパソコンはプログラムありきのマシンなのだ!
自分で組むか、市販のをloadするかの違いこそあれど。



僕にとってのFM-7をフル活用する使い方、それこそがプログラミングであり、決してゲームを遊ぶことではなかったのです。


だから、ロードランナーといわれる、ゲームをloadしてrunするだけじゃものたりなかった。
テンキーとBreakキーしか使わないなんて使い方、イヤだった。
そもそもゲームじゃなくてモニターに並ぶアルファベットと数字の羅列に憧れてとびこんだ世界なのだから。



それを満たしてくれたのがベーマガやログインといったパソコン雑紙に掲載されるプログラムリストでした。


中でもログインの「LABYRINTH」は、ロングリストであるゆえかなり楽しめた。ゲーム自体も楽しめたが(よく死んだが)なによりキータイプしてプログラムをつくることが楽しかった。パソコン活用してるって充足感がありました。








で、話は冒頭に戻ります。



もう、マンネリRPGはイヤだ。最近のプログラムリストも、なんかつまらなさそうなゲームばかり。入力する意欲も湧かない。

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市販のゲームをドカドカ買えるほど高校2年の僕は裕福ではない。

そもそもなんで中世でドラゴン倒すしかないのだ?
なんでみんな、そんなRPGしかつくらないのだよー。


よおし、きめた!

ならば、オレが作ってやろう!
おまいらのつくるようなマンネリRPGじゃなく、何もかもが掟破りなものを作って、思い知らしめてやろう!


・・・とうような思い上がりから、僕の野心に火がつき、ゲーム創作がスタート致しました!
この物語も、きっかけは思い上がりからはじまったのです・・・


第2話をつづけてよむ>>


第2話 テーマは「SF」
第3話 復元不可能
第4話 ライバル出現
第5話 「グレアリング・カース」始動
第6話 そして1ヶ月後
第7話 掲載、テープログイン発売、賞金、印税
第8話 その後、そして今

資料集

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