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FM-7ゲームレビューの部屋 スポンサードリンク



THE BLACK ONYX 〜ザ・ブラックオニキス〜(RPG、ビーピーエス)


永遠の若さと莫大な富を得ることが出来るという伝説の秘宝 ブラックオニキス
それは闇に閉ざされた町、ウツロにそびえ立つブラックタワーにあるという
多くの戦士達がこのウツロに集い、挑み、そして消えて行った


FM-7未発売を悔しがり、発売決定発表に悦び、また1年近く待たされヤキモキしたRPGです。



まず、自分の分身、キャラクターを作成します。
いくつでもつくれますが、パーティーを組むのは5人までで。ただし、パーティーの入れ替えは可能ですが、途中交代は誰かが死んで空きができないとできず、基本的に絞り込んだ5人と一緒に旅に出ることになります。
このキャラ作成のとき、一人目は自分の名前をつけるとして、後4人の名前、このとき、つきあっている人とかはまっている芸能人でもいればその人の名前をつけたでしょうが、当時工業高校2年、とくにつきあっている人もいない上に好きな芸能人のいない私はだれにしようか迷ったりしてました。

結局片思いだった子の名前をつけたり、いいなという子の名前を借りたりで残り4人をまかなったのですが、その子達と疎遠になったり、距離を置く(置かれる)関係になったりしたら、おなじ名前のついたキャラクターも、名前をみるだけで本人を想像するからパーティーからはずしたりして、最終的には自分以外は町をうろついてなかまに雇ったパーティー編成となってました。

さてこのウツロの町始めブラックオニキスの舞台は、すべて3D迷路形式で表示されその中をすすんでいきます。これは元祖パソコンRPG"Wizardry"の流用です。というより、他の追随RPGがこの3D形式かultimaにある平面地図形式のどちらかを採用しているのをみると、流用というより、基本形ともいえます。ウィザードリィとくらべて、線でなく面で表示されているため、wiz〜よりはみやすかった。
パーティはウツロの町をあちこち歩き回り、武器や防具を売っているお店、負ったダメージを回復するための病院、そしてこれからはじまる冒険への入り口"地下への入り口"を探し当てます。

おもな舞台
cemetary(墓地)にある地下迷路(B1F)
廃虚に隠された地下迷路(B1F〜5F)
地下迷路6Fのイロイッカイズツの迷路
ブラックタワー内に侵入






私が高校2年のときに大ヒットした本格RPGです。もちろん、このRPGの存在がなければ僕はいまだにRPGを知らなかったかも知れないし、グレアリング・カースも生まれなかったかも知れません。


初めて見たときは棒グラフはあるし画面は分割されているしで、シミュレーションみたいでとっつきにくかったのですが、いざプレイすればとてもシンプルでのめり込みやすく、気が付けばはまっていました。

最初は友人宅へおじゃまして、友人所有のPC-8801mk2にて、自分のセーブカセットも用意してプレイしたのですが、私が単独でプレイしているといつもその友人が割り混んできて、いつのまにか迷路探査を友人が操作するようになり、僕は敵や仲間と出会ったときの操作[A]ttack[R]un[T]alkしか操作させてくれなくなる、いつも、このパターン。まったく、本腰入れて遊んだ気分にならない。
これではプレイしたとはいえない!

せめてわがFM-7に移植してくれたら!! 、と、嘆きながらも自機FM-7からの発売を強く希望しておりました。

やがて、FM-7で発売という発表がなされたときはとびあがってよろこびました。ところが、予定月がすぎても発売はされない。まだ?まだ?とショップの店員さんに毎日訪問してはオウムのようにオニキスでたかを繰り返す日々が何か月もつづきました。
そしてついに店頭にFM-7版オニキスがでたときのよろこび、これは、初めてのパソコンPC-6001が家に届いたとき以来の興奮でした。

このゲームは、クリアすることよりも、迷路をマッピングすることと、まだ出会っていない敵モンスターとの出会いが楽しみでした。敵と出会うときの「ナニカチカヅイテキタ・・・」の表示のあとのちょっとの時間待ちは、おそらくモンスターデータをメモリに入れている時間でしょうが、どんな奴がでてくるのかな、というドキドキを与えてくれました。この、みえない敵へのドキドキ が味わえたのは、このゲームと、ダンジョンマスターくらいです。



それから10年以上の月日が流れ、ゲームボーイ版がタイトーから出るという情報が。

なんとこのためだけにゲームボーイカラーを中古品で買い、ブラックオニキス買っちゃいました。

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